当選御礼、そして抱負
小宮山たけし
多くの皆さんに支えられてたたかった今回の選挙戦、おかげさまで初当選を果たすことができました。本当にありがとうございました。今回いただきました283票の重みをしっかりと受け止め、新たな気持ちで町づくりに取り組む決意ですので、今後とも、皆さまのご指導とご支援をよろしくお願い申し上げます。そして新しい議席をいただき、議会活動を開始するに当たっての抱負として、私がどのような町づくりを考えているかについて表明し、皆さまのご批判をお聞かせいただきたいと思います。。
私は、現在の八丈町にとって最も重要な課題は産業の振興と福祉の充実だと考えています。
航空運賃の値下げや高速大容量通信(ブロードバンド)の整備等、交通通信インフラの改善をはかりながら、海洋深層水の開発にも積極的に取り組みます。また島の自然と文化を活かす観光や、地元産品の販路拡大等によって、産業の振興と雇用拡大につなげ、9000人を割ろうとしている人口減少を食い止め、増加に転じさせることをめざします。
10月17日の個人演説会 |
また、高齢者の尊厳を守り、豊かで充実した生活を保障するために、福祉サービスの向上に力を注ぎます。
老人ホーム等の施設サービスの改善だけでなく、在宅介護、グループホームなど、地域により密着したサービスを充実させていきます。そして障害を持っている方たちが、保護者に先立たれても、一生、自分の生まれ育ったこの島で暮らせるようにするために、必要な施設の整備も差し迫った課題として取り組んでいきます。
そして、これらの課題を行政中心で進めるのではなく、地域における日常的な業務や生活を発想の起点とする住民自身が主体となって取り組むことが重要です。そのために、課題ごとの住民協議機関を設置し、住民の意向を直接行政に反映できるようにします。この町づくりの新しい仕組みによって、環境、医療、教育など、町のかかえる他の課題についても住民ぐるみでの取り組みを実現し、「住民が主役の町づくり」を進めていきます。
(2002,11,12)