一般質問通告書(2006年 3月13日)
(1)新年度予算によって町財政の健全性はどうなるか。町はこれから行財政改革にどのように取り組むか。
18年度一般会計当初予算案は、前年度より9.3%増の総額69億9千万円に達し、平成11年度以来の大型予算となっている。しかしその中身は、10億円の町債の起債と、約3億円の財政調整基金の取り崩しで財源不足を補うものされている。
この新年度予算によって、財政力指数の低下、公債費負担比率の悪化など、町財政の硬直化が危惧され、行財政改革の断行にはもはや猶予がないものと思われる。そこで予算編成に当たっての町長の所見を伺う。
1.新年度予算によって、八丈町の財政力はどうなるか。 町長は八丈町財政の現状をどう認識しているか。
2.町は行財政改革にこれまでどう取り組み、どのような成果があったか。ま
た今後そのためにどのような施策を考えているか。
(2)低迷する町経済に対する現状認識と、今後の公共事業の展望を問う。
税収の落ち込みが示すとおり、八丈町経済の冷え込みは
深刻化して来ており、そこには公共事業の縮小が影響していることも否定できない。そして、今後の八丈町経済の健全化のためには、これまでの公共事業依存型経済からの脱
却を避けては通れない。
しかしその一方で、地域住民の福祉と産業振興にとって必要な公共事業を新たに創出することを躊躇するべきではない。むしろ、当面する経済的危機を乗り切るためにも、積極的に新規事業を計画し、国や都に対して財政支援を強力に求めて行くべきである。
そのために、今後は自然と融合し環境との調和を回復していく視点での、新たな公共事業を計画すべきものと考える。そこで町長に対し次の2点を伺う。
1.事業所の閉鎖や撤退が続き、税収の落ち込んでいる八丈町経済の現状をどう認識しているか。
2.今後の新規公共事業の実施計画はどうか。東京都の所管する事業も合わせて展望を示せ。