ホームニュースたけしの議会レポート(1 9)

 

 

借金は10億、貯金3億はすっからかん

2006年度「大型」予算の不安

 3月議会が始まり、総額69億9千万円の新年度予算が上程されました。これは前年度より9%増となる大型予算です。しかし、その中身は10億円の町債の発行と3億円の財政調整基金の取り崩しで財源不足を補おうとするものです。いざという時のために蓄えてきた財政調整基金という町の貯金は、これでほぼスッカラカンになってしまいます。3月9日から始まった議会に示された新年度当初予算案は、町の将来に大きな不安を残すものとなっています。

 この予算案は22日以降の本会議で審議される予定です。9日には浅沼町長から18年度に向けての所信表明が行われました。またこの日は、「+10000人運動」関連の専決処分と17年度補正予算など も審議しました。町長の所信表明は約40分をかけて行われましたが、 今年も各課の新年度事業の紹介だけで、町がかかえる重要課題は何か、町長は何に重点を置いて町政を進めるかは明らかにされず、物足りない内容でした。示された事業も、これまでやってきた ものの継続がほとんどです。国の政策による福祉関連事業以外には、めぼしいのはせいぜい「三原小学校」の建設くらいでしょうか。それ以外に大きな公共事業はほとんど予定されていません でした。

 しかし、その学校建設のため、新年度予算は前年より9%増えて、総額でほぼ70億円に達するのです。そして、その財源はほとんどが基金の取り崩しと町債の発行に頼っています。 町税や国からの交付金は減り続けてきています。町の財政も、島の経済もますます厳しくなるばかりです。

 そこで、私は22日の本会議冒頭に予定される一般質問で、町財政の健全化と公共事業の見通しを質すために、「一般質問通告書」を13日に議会事務局に提出しました。

 

            一般質問通告書の全文は → こちら

 

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