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八丈町議会行政視察報告《要項》
日 程 平成15年1月22日(水)〜25日(土)
目 的 管理型処分場建設に向けて先進地の現状を把握すること
参加議員 沖山芳清、小宮山建、山下松邦、奥山幸子、土屋博、小澤一美
随 行
者 議会事務局 佐々木昭仁係長
視
察
地
(1)高吾北広域処理センター(高知県高岡郡越智町:クローズド型)
(2)徳本地区埋立処分地(香川県小豆郡内海町:オープン型)
視察に先立ち、21日に視察参加者と長戸路議長は、住民課長、環境課環境係職員とともに、町役場で学習会を開いた上、22日には浜松町にある島嶼会館内の一部事務組合において、同組合事務局との意見交換を行いました。
《高吾北広域処理センター施設概要》
被覆設備の外観 施設内部
走行式開閉ホッパー型散布装置
《徳本地区埋立処分地施設概要》
埋立地面積
15,587u
埋立容量
75,000立米
埋立廃棄物 一般廃棄物(焼却残渣を含む)
町が収集する家庭系不燃ごみ
地区清掃等のごみ
火災等災害によって生じたごみ
家電リサイクル法対象外の廃家電
紙くず等事業系一般廃棄物の焼却灰
産業廃棄物
動植物性残渣等の焼却灰
(建設廃材、廃プラスチック類、金属くず等は受け入れない)
計画埋立期間
13年
総事業費
920,000千円
浸出水処理設備処理能力
40立米/日
焼却灰は一般ごみに混ぜて埋め立てられる
高吾北広域処理センター | 徳本地区埋立処分地 | |
事業主体 | 高吾北広域町村事務組合 | 香川県小豆郡内海町 |
供用開始年 | 平成14年 | 平成7年 |
形 式 | クローズド型 | オープン型 |
埋立地面積 | 2,400u | 15,587u |
埋立容量 | 19,000立米 | 75,000立米 |
総事業費 | 1,438,909千円 | 920,000千円 |
埋立対象物 | 焼却残渣(熱灼減量2〜4%) |
一般廃棄物(焼却残渣を含む) 産業廃棄物 焼却灰444t(17%:13年度) |
浸出水処理 |
処理能力 20立米/日 調整槽容量860立米 (散水量5t/日:800uにスプリンクラーで散水する水の処理だけのため、年間2700oの降水量があるが、最も建設費がかかる水処理施設の規模は小さい) |
処理能力 40立米/日 瀬戸内気候で降雨量は小さく、そのため処理量も小さい (年間降水量1120o) |
投入作業 | 走行式開閉ホッパー型散布装置を採用し自動遠隔操作で投入 | 場内に車両を乗り入れての投入 |
覆 土 | 施設使用終了後の最終覆土のみ | 廃棄物投入作業後、適時に覆土 |
転 圧 | なし | 覆土するごとの重機による転圧 |
環境条件 | 焼却残渣以外の廃棄物を受け入れる必要のない高度なリサイクルシステムの確立 | 集落から隔てられ、下流にも人家がないため、飛散、悪臭などが環境に与える影響は少ない |
その他 | 重機による作業を行わないので、埋立物の固まりによる水みちの発生、内部貯留やシートの破損がなく、また無人自動埋立で危険のない作業を実現している | 持ち込まれる廃棄物のチェック強化、また家電リサイクル法の施行等によって搬入量の抑制が進められ、当初計画より長期の使用が見込まれている |
《両地域の廃棄物処理状況》
・両地域ともに中間処理施設は充実し、リサイクルに多大の努力が注がれている。
・家庭ごみの有料化は両地域ともに採用し、ごみの減量を図っている。
・高知県高吾北では産業廃棄物等は他の処理ルートでの処理が可能である。
・小豆島では産業廃棄物等も受け入れている。
ごみを持ち込むごとにここで計量し
10キロ当たり50円を現金で支払う
ダンボール、書籍、新聞も
圧縮処理してリサイクルへ
小豆島リサイクルセンター
缶類は八丈と同じく自動選別してプレス
ペットボトルは容リ法対応の圧縮処理
発泡スチロールやトレイ類も
溶解・固形化して再利用
2003年1月27日 (小宮山たけし記)
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