■夏の気配
台風6号、7号が日本列島を連続して縦断したが、八丈島でも一部の建造物や農作物などに被害が出たようだ。その後も台風一過の晴天とはいかず、まだじめじめした天気が続いている。
ところで毎年、八丈の梅雨にはつきもののシロアリの大発生が見られなかったのはどういう訳だろう? 数匹の家への侵入は何回かあったが、家中の明かりを消して、大襲来の時間帯が過ぎるのを待つという、例年の行事を今年は経験しなかった。そのかわり、湿気は例年よりも高かったのか、家の中でのカビの発生がすごい。しかたなく、今年は除湿器の世話になることになった。
でも、もうそろそろ梅雨も明けて、本格的な夏になりそうな気配を感じる。(2002,7,19)

■政治も算術?
多額の政治献金をもらって医学部受験に裏工作をしたことが発覚し、宮路和明厚生労働副大臣がクビになるようだ。その相手の帝京大学は、すでに受験生に、合否判定の前に法外な寄付金を要求してきたことが大問題になっている。まさに「医は仁術」ならぬ「医は算術」、そして政治も算術らしい。
見過ごせないのは、辞めざるをえなくなった当の宮路氏が何の罪悪感ももっていないことだ。「みんながやっているのに自分だけが何で責められなきゃいけないのか」と、その不運さ(!)を承伏できないでいるのだろう。この日本では、口利きが政治だと公言し、利権あさりに明け暮れる政治家たちが国を危うくしている。(2002,7,13)

■政治のシロウトだからこそ
長野県議会は7月5日、田中康夫知事の不信任案を可決した。「脱ダム宣言」をきっかけとした政策に関する対立が修復不能なまでに深刻化したのだという。しかしその本質は、土建国家を守ろうとする勢力とそれを改革しようとする勢力の闘いであり、決して長野県だけの問題として見過ごすわけにはいかない。
田中知事は手法が独善的だとか稚拙だとか批判された。しかし、その、政治の「シロウト」である田中氏だからこそ、旧来のしがらみにとらわれない改革の可能性を多くの県民が信じ、県政を託したのである。
「改革は痛みをともなう」と今の総理大臣も言っている。多少の混乱を恐れていては腐敗しきった政治を浄化することなどできない。(2002,7,7)

■もし韓国・北朝鮮が統一できていたら
2002FIFAワールドカップは強豪ブラジルの5回目の優勝で終わった。日本も大活躍し、初めての決勝トーナメント出場を果たしたが、共催国韓国がアジアで初めて総合4位の快挙を成し遂げたことは世界を驚かせた。ところでその韓国は、準決勝でドイツに敗れたが、そこに、ベルリンの壁を崩して統一を果たしたドイツにたいして、韓国が未だに37度線で北と分断されていることの因縁を感じずにはいられない。
その北朝鮮も過去のワールドカップでアジア初のベスト8を果たしているサッカー強国であることを考えれば、もし南北朝鮮が統一できていたら、と思ってしまうのである。
しかし、現実はそれどころではなかった。韓国−トルコによる3位決定戦の当日(6月29日)、朝鮮半島西側の軍事境界線付近の海上で、南北朝鮮が銃撃戦を交わし、双方に多数の死傷者が出たというのである。何という皮肉であろうか。(2002,6,30)

■三宅島への変わらぬ支援を
三宅島の火山活動が活発化してから6月26日でまる2年になる。火山ガスの噴出は減少してきているとはいえ、住民が帰島できる見通しは未だ立っていないという。
避難生活が長期にわたる三宅住民のご苦労は想像を超えるものがあるだろう。何よりも、この苦難にいつまで耐えなくてはならないのかが見えないことが過酷だ。
八丈島に避難されている方々に対しては、これからも八丈町に住む私たちが町ぐるみでの支援を続けなくてはならない。(2002,6,25)

■命を守るためにも
ADSLの普及により、ようやく日本でも高速大容量通信回線(ブロードバンド)の環境がととのい始めた。しかし、八丈島にはまだそうした動きはなく、このままでは全国標準に大きく取り残されてしまう。
そこで、NTTユーザ協会が会員の要望に応え、八丈島のインターネット利用状況の実態を調査(*)している。これまで140人以上から回答があり、島内に700人を超えるインターネット利用者がいることも判明した。そこには、早期のブロードバンド環境整備を望む切実な声が多数寄せられている。八丈町の産業発展にとっても不可欠のインフラであることを多くの方が指摘している。
またその中に、医療関係者からの注目すべきご意見があった。「高速回線があれば、容量の大きい画像ファイル(レントゲン等)の転送も早くなり専門病院との相談・コンサルトもスムーズに進み、医療の向上に役立つ」と述べている。
町立病院で処置しきれない救急患者のヘリ移送は頻繁に行われている。ヘリが到着するまでに、最新の医療情報を高速に入手できれば、最適の処置を施すことが可能となるだろう。
大切な人命を守るためにも、ブロードバンドの整備を急がなくてはならない。
(2002,6,9)

■ワールドカップ
「僕は本を通じて韓国との過去のことを知った。でも、サッカーを通じて韓国の人々を知った。これからはサッカーを通じて韓国の友との友情を一層深めたい」
(W杯日本代表・小野伸二)
5月31日からいよいよ始まるFIFAワールドカップ。世界のトッププレイヤーの熱い戦いが続きます。日本チームの活躍を期待してハラハラ、わくわくの毎日になりそうです。
ところで、このイベントが日韓共催で開かれることの意義は、政治、文化、経済など多方面に及ぶでしょうが、私は特に、今の低迷する経済を、日韓連携によって克服できる可能性に大きな期待を抱かざるをえません。
鉄鋼、造船など、分野によってはすでに日本を追い越してしまった韓国経済も、今度は中国などに追いかけられる立場。そこで一部の先端産業では、日韓それぞれの得意分野を活かして、共同で新技術の開発が始まっていると聞きます。
ヨーロッパがEUに統合され、アメリカに対抗する経済圏を確立しつつある中、確かに日本もアジア各国との連携が不可欠になってきています。
さあ、ワールドカップは日本だけでなく韓国、中国にも同等の声援をおくりましょう。(2002,5,25)

■安全保障とは?
今年は桜が異常に早く咲き終わったせいで、ゴールデンウィークの人手は少ないとの情報ですが、八丈島にお客さんはきていただけているでしょうか。
経済の低迷が一向に回復しないのに、構造改革が看板の小泉さんは、「自民党をぶっこわす」どころか、既得権にしがみつこうする族議員たちに頼って、やろうとしているのは危険きわまりない有事法制! 国民が切望する経済再生にはさっぱりやる気が見えません。
国民の生命と財産を守るためなら、まず近隣諸国と理解し合える外交を進めることこそが大事です。また今国民が最も生命に危機を感じるBSE(狂牛病)問題など、食の安全や環境保護などに力をいれてほしいものです。(2002,4,25)

■早すぎる春
今、八丈島のあちこちで早くもフリージアが咲き乱れています。
鮮やかな色彩とかぐわしさが島中にあふれています。
でも、例年より早すぎるこの暖かさは、地球温暖化のせいなのでしょうか。
私たちの地球を環境破壊から守ることの大切さを強く感じずにはいられない今年の春です。(2002,3,5)

■力を合わせて
21世紀の幕開けはくらいニュースの連続でした。
八丈町でも、観光の低迷など厳しい状況が続いています。
しかし、だからこそ住民みんなが力を合わせて未来を切り開かなくてはなりません。
さあ、あなたもご一緒に21世紀の町づくりへ出発しましょう。(2001,11,20)

|